ファイアーエムブレムエンゲージ 初報PV考察【①戦闘システム】

長らく待ちわびた、ファイアーエムブレムの完全新作が発表されました。今回も、初報PVを舐めるように見回し、ゲームの詳細を考察していきます。

 

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指輪に宿る英雄の力を駆使するゲームシステム

今作の目玉システムは、異界の英雄の力を借りることができる「紋章士の指輪」。これを装備すると、力・技・速さ等のステータスが上昇するとのことです。「新・紋章の謎」の「星のかけら」のように、アイテムでステータスを調整し、有利にゲームを進めることが求められそうです。加えて、上の画像のように、英雄の持つ「見切り」などのスキルを使用できる様子。

 

加えて、指輪装着時に「Style Bonus」との文字が表示される場合もあります。どうやら、上の画像では、アルフレッドとシグルドがともに槍騎馬という共通する戦闘スタイルを持つため、ボーナスとしてスキルが追加される様子。ユニットと英雄との相性を見極める必要がありそうです。

 

 

登場する英雄は、マルスセリカ・シグルド・リーフ・ロイ・リン・エイリーク・アイク・ミカヤルキナ・カムイ・ベレトの12人が確認できます。PV中で「12の指輪を集める」という発言があることから、この英雄たちが本作における12聖戦士的なポジションなのでしょう。

しかしこの人選では、英雄が剣兵種ばかりになり、バランスはかなり悪そうです。ユニットが剣キャラばかりだったFE無双の失敗を繰り返さないでほしい所です。一応、バランス調整のためか、ルキナの所持武器が弓になっているのが確認できますね。

 

悪役らしきキャラクターが指輪を付けている場面もあり、どうやら英雄の力を使えるのは味方だけではない様子。異界の英雄との対決シーンなどもあり得そうで、ストーリーが盛り上がりそうです。

 

3すくみ・体格・武器制限の復活

前作「風花雪月」では半ば撤廃されていた、3すくみシステム。本作では、上の画像のように剣と槍の間で相性の有利不利が発生しており、3すくみの復活が伺えます。3すくみの存在は戦略性を大きくアップさせるため、この変更は嬉しいところです。

 

但し、「風花雪月無双」に存在した、魔法→弓→籠手→魔法の3すくみは存在しない様子。マップでも、魔法と弓は無色武器となっています。「if」では弓が3すくみ入りして戦略性が増しただけに、この仕様は残念。

 

また、上の画像では、指輪の装備によりアルフレッドの体格にボーナスが付いています。体格のステータスは、武器の重さの軽減か、救出に使用されるのでしょう。どちらのシステムが復活するにしても、戦闘が面白くなりそうです。

また、アルフレッドの武器レベルは「槍B」のみとなっており、それ以外の武器は装備できない様子。風花雪月とは違い、兵種ごとに装備できる武器が異なるようです。自由度を上げ過ぎて戦闘バランスが崩れた風花雪月の反省を受け、if以前のゲームシステムに回帰している様子が伺えます。

 

籠手と戦技の続投

マップには各ユニットの使用武器が表示されていますが、その中に、拳のマークと杖が表示されているキャラクターが見受けられます。風花雪月における籠手が、本作でも続投されているのでしょう。籠手はバランスブレイカーとなりかねないだけに、どのような調整がされるのか見所です。

 

また、拳による攻撃時、武器欄に「基本の体術」との表示があります。恐らく、風花雪月の戦技が形を変えたものではないでしょうか。戦技システムの練り込みには期待したい所です。

 

 

FEHのスキル・兵種の逆輸入

上の画像では、アルフレッド&シグルドの攻撃時、「助走」というスキルが発動しています。こちらは、攻撃前に移動をしている場合、戦闘中に能力が上昇するスキルである様子。FE本編では類を見ない効果ですが、FEHでは「攻撃速さの激突」という類似スキルが存在します。スキルの豊富なFEHから、本編への逆輸入も少なからず行われているのではないかと予想できます。

 

また、登場するペガサスナイトにも、剣装備・槍装備・斧装備の3種類が存在します。これは、FEHにおけるソードペガサス・ランスペガサス・アクスペガサスという兵種に似ています。

FEHのシステムはバランスが非常に練り込まれており、それが本編にも輸入されると、ゲーム性が大きく向上しそうです。

 

まとめ

初報PVから、最新作の戦闘システムを考察しました。

英雄との共闘という本作独自の新システムに加え、「風花雪月」の大味だったバランスを修正しつつ、新進気鋭のFEHの要素も取り入れた、面白そうなバトルシステムに期待が高まります。

 

次回は、世界観について考察していきます。

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