引き続き、透魔ルートで使用したユニットの使い心地を書いていきます。今回は、一軍だった子世代7人(カンナ・ミドリコ・ゾフィー・ディーア・ヒサメ・シャラ・ベロア)を評価していこうと思います。
カンナ:ダークブラッド→弓使い→弓聖
白夜ルートではカンナをジェネラルにして失敗したので、今回は弓聖にしてみたところ、かなり強くなってくれた。
カンナ自身が速さ重視の能力値を持つので、弓聖にはピッタリ。連続攻撃で硬い敵も瞬殺してくれる、かなり頼もしいユニットとなった。
終盤は「残心」を片手に大暴れ。ただ、弓の武器レベルを上げるのがかなりキツイ… 初期武器レベルがEだし、敵をすぐに倒してしまうので攻撃回数は少なくなるし、という感じで、なかなか高い武器レベルには到達してくれなかった。
専用スキルは竜石で戦うことを前提としたものだが、これを活かそうと思うとカムイと合わせて自軍にロードが2人も居ることになるので、無駄が多い。
ミドリコ:薬商人→大商人
幸運と可愛さにパラメータを振りまくったユニット。そのぶん、他の能力は低くなってしまっている。
大商人Lv15の時点で速さが20しかなく、敵に全く追撃できないため、なかなかダメージを取りに行けない。スキルも戦闘に関係の無いものが多いので、攻撃面はかなり貧弱。
一方で弓兵の割にはHPと守備が高く、敵に狙われても生き残れるのは嬉しいところ。壁として運用しろということなのだろうか…? ただ、異常にタフな敵の大商人と比べれば、やはり防御面でも見劣りする。
それでも、微妙な戦闘力は、独自性の高い個人スキルでカバーできる。特に、小判拾得による金策はミドリコにしかできない芸当。特に買い物に困らない透魔 ルートでは有難みを実感できなかったけど、稼ぎのできない暗夜ルートでは役に立つのかな? 他にも祈り・おみくじ・しぶとい心などの幸運依存のスキルを継 承させれば強いのかな、と思った。ただ、今回のプレイではそこまでの準備はできなかったため、あんまり個人スキルを使いこなせなかった。
ゾフィー:ソシアルナイト→グレートナイト
サイラスより速さが補強された騎兵。
同じソシアルナイトで比べると、追撃を喰らいやすいサイラスや脆すぎるピエリと違って能力がバランスよく伸びるため、安心して運用できる。グレートナイトにクラスチェンジした後は、敵1~2体なら受け止められるレベルの壁として働いてくれた。
また、個人スキルの「おっちょこちょい」が割と便利。手斧や手槍などで敵を削りながら、敵の守備力を3減少させ、次の味方に攻撃を繋ぐ、といったことができる。硬い敵を倒すときや、弱い味方を育てるときに使える。敵のメイドや天馬武者をひん剥くという紳士向けの使い方も。
ディーア:ロッドナイト→バトラー
魔力の伸びるジョーカー。
基本的なパラメータはほとんどジョーカーと同じで、それに加えて魔力と魔防が底上げされている感じ。力もそれなりに伸びるため、物理攻撃も可能なバトラーにクラスチェンジさせた。
ただ、ベースがジョーカーなので、少し改善されているとはいえ終盤は力不足の感が否めない。一応、爆炎手裏剣を持てば敵を倒しにいけないことは無いが… また、ジョーカーとは違って、上級職Lv15のスキルを早い内に取れたりするわけでもないため、劣化しているとも言える。
自軍にバトラーが2人も必要ない、というのがやっぱり使っていく上で厳しい所だと思った。まあ、彼は結構いい性格をしているので、なんだかんだで楽しく運用できたけどね。
ヒサメ:侍→剣聖
バランス型の剣士だが、ヒナタに似て戦闘力は低くなりがち。
カザハナのような典型的な剣士と比べると、耐久の面でやや勝るため安定感があるが、速さの方では一歩譲る。成長率合計は子世代の中ではかなり低い方だが、そこは剣聖という兵種の強さでカバー。高い必殺率や流星のスキルで突破力はあるし、小太刀で間接攻撃ができ、逆刀で槍聖や上忍とも戦えるので、なかなか便利なユニットだと感じた。うん、ヒサメが強いというより、剣聖が強いのかもしれない。
個人スキル「冷静沈着」は、待機コマンド使用時に自身の能力を底上げするというもの。剣聖の耐久力から考えて「待機」での敵の誘い受けはあまり行いたくないので、使用機会は多くなかった。スキルを有効活用したいなら、鬼人などの耐久系のクラスに転職した方がいいのだろう。
シャラ:呪い師→陰陽師→ソーサラー
超破壊魔法使い。
上級職Lv15の時点で魔力36・速さ34と、ずば抜けた攻撃性能を持つ。ほとんどどんな敵にも追撃が可能であるため、1回の戦闘で大体の相手を撃破できる。暗夜のオーディンやニュクスも見習ってほしい実力である。
修羅・大商人・ジェネラルなどの堅い敵を倒すのに大活躍。守備面は脆いので普段は敵の攻撃範囲外に配置しておき、ここぞという時に出撃させる感じ。あまりにも簡単に敵を倒してくれるため、戦闘回数が少なくなって武器レベルが上がらず、逆に苦労することになった。
個人スキルは、同じマップで1度戦っている相手に対しては攻撃力が上がる、というもの。まあ、そもそも1度目の戦闘で相手を撃破してしまうので、あんまり意味が無いわけだが… 一応、シャラの育成段階では、ダメージのかさ増しに役立った。
ベロア:ガルー→マーナガルム
安定の壁。
物理系を中心に能力がバランスよく伸びるため、なかなか使いやすかった。守獣石を装備させて壁役にするとなかなかうまく働いてくれる。特に、石はどの武器と戦っても相性で不利にならないため便利。兵法者やグレートナイトなど、武器3種を使い分けてくる相手を受けるときに、大活躍してくれた。
また、壁役の割に速さも低くなく、叫びや防陣での補強を入れれば敵に2回攻撃が可能。この状態なら、ブレイブヒーロー程度の耐久の敵なら、追撃込みで1戦闘で撃破ができる。これを活かし、地雷戦法で敵を一掃するのもベロアの大事な役目だった。
弱点は、魔法に弱い点と、間接攻撃ができない点。特に、間接攻撃ができないとデュアルアタックに参加しづらいので、支援レベル上げにはやや苦労した。
個人スキルは、ターン開始時に時々HPが10回復する「ひろい食い」。地雷戦法でベロアが孤立した際、杖役を送らなくても勝手にHPが回復することがあるので、たまに役に立つ。