前回に引き続き、「ファイアーエムブレム風花雪月」の初報PVから、新作の内容を予想していきます。今回は、フォドラの地理や舞台設定について考察していきます。
フォドラの3国家
フォドラの地図には3つの国旗が載っています。これらが、物語に関わってくる3つの国家であると考えて良いでしょう。
南側の国名はAdrastea(アドラスティア?)と読めます。国旗はエーデルガルトのプロフィールに載っている物と同じであり、アリティアやイーリスのような主人公的国家であると予測できます。
北側にある国名はFergus(フェルグス?)でしょうか。「フ」で始まる国は伝統的に友好国であり、フェリア・フレリア・フェニキスなどがその例です。今作の同盟国ポジションなのでしょう。
東側の国名は読み方が分かりません。国旗には月のマークがありますが、月と言えば暗夜王国の紋章と同じ。またデイン王国の国旗にも三日月のモチーフが取り入れられています。この国が、今作の敵国ポジションであると予想します。
国旗と紋章
国旗に載っている紋章と同じものが、それぞれ地図上にも記載されています。各国家の王都の位置を表しているのだと思います。
緑色で囲った「樹のような形の紋章」が、主人公の国家のシンボルであるようです。過去作で言えば、イーリス王国の聖痕のような物でしょう。
「樹のような形の紋章」は、主人公が走り回っている城の中にも大量に登場します。この場所は、女神の力を司る聖堂か神殿のような建物なのでしょう。
「樹のような形の紋章」と神剣
更に、各国家の紋章は、セイロス教の絵画にも載っています。「紋章は女神より与えられし力」との台詞がPVで流れています。きっと、各国家は女神の力である紋章を拠り所に、人民を統率しているのでしょう。紋章は全部で21個あり、他の紋章も何らかの形で登場するのかもしれません。
その中でも、主人公の国家の紋章は、絵画の中で最上位に位置しています。この「樹のような形の紋章」が、最も神聖で由緒正しき物なのでしょう。
「樹のような形の紋章」は何を表しているのか。どうやら、女神が持っている剣の柄の形を表しているようです。
過去作「覚醒」でも、神剣ファルシオンの柄は、聖痕と同じ形でした。きっと、この剣が邪竜か何かを打ち倒す最終兵器なのでしょう。
守備の高そうな立像にも、件の紋章が付いています。この場所は女神の力を司る祭壇で、立像は聖域を守る守護者、と言った所でしょうか。
仲間たちの服装と紋章
味方ユニットであるエーデルガルト、ディミトリ、クロードの3人は、また別の紋章を肩に付けています。こちらは、女神の紋章というよりは、校章のような雰囲気。服装自体も3人で似通っており、制服のように見えます。
エーデルガルトは「模擬戦」「鍛錬」という言葉を口にします。背景には黒板や机があり、さながら学校のよう。舞台は士官学校であり、仲間の3人は士官生徒なのではないか、と予想します。
主人公は何者?
制服や校章といった、画一的な服装の味方ユニットたち。しかし、主人公の服装は、士官生徒たちとの共通点が殆どありません。似ているのはせいぜいマントぐらい。主人公は生徒では無いのでしょう。
では、彼は何者なのか。
主人公は剣士のようですが、斧の専門家であるエーデルガルトに対して斧術を教えています。加えて、彼女から質問を受ける主人公。戦闘経験は生徒たちを大きく上回っている様子です。
また、PV中では、エーデルガルトがしきりに「先生」という単語を口にします。「先生、あなたが指揮を取ってくれる?」「忘れないでね、先生。」など。主人公は、生徒たちを教え導く立場の様子です。
思えば、過去作のマイユニットも、兵たちを導く立場にありました。「烈火の剣」のマークや「覚醒」のルフレは、軍師という役割でストーリーに関わります。軍師とは、軍略を皆に教える、軍の指導者です。そういう意味では、主人公が「先生」であるのも当然と言えるでしょう。
もちろん、「先生」が文字通りの教師を指しているとは思いません。「新・紋章の謎」の教官エストのように、先輩軍人として新兵にアドバイスをする役割を請け負っているのでしょう。
まとめ
PVの内容から、新作の舞台設定に関して、次のように予想しました。
- 主人公は南側の国家の国民。東側の国家と戦う。
- 女神が持つ神剣が、主人公の国家のシンボル。ラスボス等に対し神剣を振るう。
- ストーリーは士官学校からスタート。主人公は学校の「先生」。