ファイアーエムブレム風花雪月 初報PV考察【①戦闘システム】

ファイアーエムブレムの新作が発表され、もう楽しみで仕方がありません。来年の春が待ち遠しすぎて、心も休まらない有様です。そこで、初報PVを舐めるように見尽くし、戦闘システムに関して考察していきます。

 

 

暁の女神」の流れを継ぐグラフィックと世界観

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ゲーム画面でまず目を引くのが、「暁の女神」方式の3Dマップ。久々の据え置きハードでの新作FEという事もあり、グラフィックには気合が感じられます。

その他、「女神を信仰する」という世界観も暁的ですし、フォドラの大地もテリウスに似た形をしています。蒼炎・暁を意識した作風なのかと推察されます。

暁の女神」は私の大好きな作品の一つですが、売り上げは少なく、ユーザの評価も今一つ。そんな「暁」の後を追うような作風には、一抹の不安を感じます。

 

「if」の流れを継ぐ集団戦

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戦闘画面で注目すべきは、主人公たちが複数の兵を率いて集団戦を仕掛けているという点。「if」にも、複数の兵で連携して戦う「攻陣」や「防陣」といったシステムがありましたが、それの正統進化と言えるでしょう。こういった新要素がバトルにどう影響するのかは現状不明ですが、隊列変更によってユニットのパラメータが上下する等の効果は予想できます。

 

「エコーズ」の流れを継ぐコマンド選択

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戦闘開始画面で気になるのが、敵に隣接した時のコマンドです。

「攻撃」と「魔法」が並んで存在のは、「エコーズ」の仕様と同じです。加えて、現在コマンドを選択しているキャラ「エーデルガルト」は、斧と剣しか所持していません。魔道書を持たなくても魔法を使えるというのも、「エコーズ」と共通しています。きっと、今作でも「エコーズ」と同様に、HPを消費して魔法を放ったり、レベルアップによって魔法を習得したり、といったゲームシステムになるのでしょう。

また、「戦技」も「エコーズ」より続投の様子。「エコーズ」の戦技は、追撃できない・反撃時に発動できない・消費HPが重いなど数々の不便さがありましたが、今作ではバランスが改善されているのでしょうか。

「布陣」なるコマンドも新登場。これは、ユニットが率いている兵士の隊列を変更するコマンドでしょうか。攻めや守りに適した布陣があるのならば、布陣コマンドを駆使することがゲームの鍵となりそうです。

 

インフレするHP / 復活した武器耐久度

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上のシーンでは、エーデルガルドが敵兵に攻撃を仕掛けています。ここで気になるのが、目を見張るほど高い、エーデルガルトのHP。レベル3でHP29という、信じられない値です。

リメイクを除いた直近の作品である「if」は、とんでもない低HPの世界でした。女性キャラなどは、上級職レベル20まで育て切って、やっとHP30台に乗るといった有り様でした。そこから考えれば、初期状態でHP30にも迫るというのは衝撃です。ここから、新作のインフレしたゲームバランスが予想できます。

また、鉄の剣の使用回数が50回となっており、しれっと武器耐久度システムが復活しています。「if」「エコーズ」「ヒーローズ」と、武器耐久度の存在しない作品が続いた後で、何故か過去に舞い戻るゲームシステム。武器に耐久度が存在するとアイテム管理が煩雑になるため、このシステムはあまり歓迎できません。

 

武器重量の復活? 幸運の廃止?

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より不可思議なのが、エーデルガルトのパラメータ。なんと、攻速は貫禄のゼロ。彼女の速さがゼロだとは考え難いので、武器の重量によって攻速が落ちているとしか考えられません。武器重量システムは、「新・紋章の謎」で廃止された制度なのですが、本作ではどうやら復活している様子。何故かゲームシステムまで「暁」相当に退行しているようです。

そして、回避の値までまさかのゼロ。従来作であれば、「幸運÷2」の値が回避に加算されていたのですが、本作ではそれが無いようです。しかし、回避の計算式から「幸運」が抜かれるとは考え難いです。となれば、「幸運」のパラメータ自体が廃止されたのでしょうか?

 

近距離反撃してくる弓

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戦闘場面で驚いたのが、弓兵が隣接する敵に反撃をしている点です。上のシーンでは、隣接する弓兵ヒルダから、剣士ベレトが威力6の反撃を受けています。

ヒルダが特別なスキルを持っているようにも思えません。ベレトに「怒り」らしきスキルが表示されているのに対し、ヒルダには何も表示されていませんからね。

そうなると、本作では弓兵が射程1の攻撃をできる、と考えるのが自然でしょう。「エコーズ」と同様、弓兵は遠近両用の兵種となっているのかもしれません。

 

まとめ

初報PVから、最新作の戦闘システムを考察しました。

集団戦という本作独自の新システムに加え、「暁の女神」「if」「エコーズ」といった過去作の要素を取り入れた、面白そうなバトルシステムに期待が高まります。

 

次回は、世界観と舞台設定を考察していきます。