世界樹の迷宮V 職業評価+第2~3階層感想

世界樹の迷宮の第3階層までをクリアしたので、ここまでの各職業の個人的な評価と、印象に残ったモンスターについて書き記したいと思います。

職業評価については、全10職を★☆☆☆☆(評価1)~★★★★★(評価5)の5段階で採点しています。

 

職業評価

フェンサー:★★★★★

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世界樹4のソードマンのリンクスキルの後釜であるチェインスキルを操る火力職。

敵1体に攻撃を集中させるのが得意であり、特にボス戦には欠かせない戦力と言える。

チェインスキルはリンクスキルに比べ、1発当たりの威力が高い代わりに、味方の連続攻撃に対して1回しか発動せず、カウンター等にも反応しない、という特性がある。

つまり、4でのスコールショットのような起爆剤が無くても、単純に仲間全員で同属性の攻撃をするだけで簡単に最高火力が出せるという強みがある。

シャーマンの祈祷:焔などで武器に属性を付与した後、ボスに総攻撃を加えれば、凄まじいダメージを与えることができる。

スキルはほぼ攻め一辺倒だが、一応ビジョンスラストで最低限の補助もこなせる。

 

ドラグーン:★★☆☆☆

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世界樹伝統の盾役。

ラインガード竜の咆哮(≒挑発)などお馴染みのガードスキルに加え、本作ではバンカーを設置できるようになり、多様な守り方を提供してくれる。

特に、バンカーは敵の単体攻撃を誘引する性能が高く、序盤のボスには効果的。

3色ガードもマテリアルガードに統合され、さらに使いやすくなっている。

但し、今作では、

  • 貫通攻撃が後列に流れてくれない
  • パリングが廃止されたため、状態異常付与攻撃からは身を守れない
  • ボスの火力が軒並み低下したため、盾役が居なくても強敵の攻撃に耐えられる
  • ユニオンのガードスキルの方がドラグーンのガードスキルより強力

などの要因により、盾役が居ても仕方ない/居なくても問題ない場合が多い。

パーティに居れば安心な職業ではあるものの、火力を追求するなら攻撃性能に優れた職業に差し替えた方が良いのかもしれない。

 

セスタス:★★★★☆

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縛りよる補助と殴りスキルによる殲滅の両面で活躍してくれる職業。

専用武器種「拳甲」の威力が他よりかなり高く設定されているため、火力が伸びやすいのが嬉しいところ。

特にワンツー大物殺しリードブローの攻撃力は高く、雑魚敵なら一撃で粉砕できる場合も多い。

縛りスキルも、大型のザコの行動を封じて安全を保障するのに便利。

同じく縛りを得意とするハウンドと比べて、召喚枠を食わないぶん使いやすいと言える。

貴重な壊攻撃要員としても需要が高い。

 

リーパー:★★★☆☆

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世界樹4のナイトシーカー枠。

状態異常と弱体を得意とし、それらに罹患している敵に大ダメージを与える。

扱うデバフは麻痺・混乱・毒・攻撃力低下・守備力低下・状態異常耐性低下など手広い。

特に、敵の一切のスキルを封じられる禍乱の鎌、疑似ガードスキルである繊弱の瘴気、石化や即死など致命的な状態異常の布石にできる虚弱の瘴気、などは非常に便利。

行動が速いので、先手を打って回復薬を使いたい場合にも役立ってくれる。

一方で、ナイトシーカーが強すぎたためか、4と比べて性能はやや落ちており、

  • 瘴気の兵装状態でないと状態異常攻撃ができない
  • 4の先制スプレッド発動時は全体状態異常攻撃ができたのに、先制兵装が発動しても列状態異常攻撃しかできない
  • 伝統的に強力だった睡眠が、鷹・死霊の存在で意義を失いつつある

などの欠点が目立つ。

特に状態異常型は不安定になりやすいため、弱体型の採用も一考の余地がある。

 

マスラオ:★☆☆☆☆

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耐久力を犠牲にして敵に連続攻撃を仕掛けるバーサーカー

最大12回攻撃の三途渡しが決め技であり、ボス戦での火力要員として活躍できる。

単純な火力以外にも、敵の守備を下げる鎧通し、最速攻撃ができる飛燕、敵を眠らせる霞切りなど、小回りの利くスキルが取り扱える。

但し、同じく対ボス火力職のフェンサーと比べて、マスラオには目を瞑れない弱点が多数存在する。

  • マスラオは基本的に斬攻撃しかできず、敵の弱点を突きづらい。
  • フェンサーが壁役を兼任できるのに比べ、マスラオは攻撃が掠っただけでも死ぬ。
  • 刀は全武器の中で最も高価な部類に入り、それを複数本要求されるのは財政的に苦しい。
  • 自傷やランダム回数攻撃など、安定性に欠ける。

…といった難点が目白押しのため、わざわざマスラオの方を使っていくのは多少しんどいように感じた。

 

ハウンド:★★★☆☆

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セスタスのライバルとも言える縛り職。

足が速く、セスタスより素早い縛りができるという長所があるが、一方で召喚枠が必要という短所もある。

獣の癒しによるリジェネもなかなか便利で、シャーマンのリジェネスキルと組み合わせれば、回復役が居なくてもパーティを維持できる。

他に、盲目成功率が非常に高い舞い散る羽、最速行動が便利な双翼閃、後列の厄介な敵を排除できるドロップショットなど、各方面で役立つサポートスキルを持っている。

但し、獣の召喚に大量のTPが必要になる点は看過できない。

犬・鷹を呼び出すだけで50TP(召喚スキルをLv5に上げた場合は90TP)もの消費を余儀なくされるため、探索中にすぐにガス欠してしまう。

せっかく便利なスキルを色々持っているというのに、それらを発動できないのでは意味が無い。

また、敵の全体攻撃に巻き込まれるなどして獣が殺された場合、また高額の召喚スキルを使い直す必要がある。

このように、セスタスと比べればどうしても使いづらさが目立つ。

使っていくならば、探索中のTP回復料理を潤沢に用意することが必要となろう。

 

ウォーロック:★★★☆☆

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初代から変わらぬ能力の魔法使い。

ほぼ攻撃スキルしか使えない上に耐久もペラペラだが、砲台としての性能は非常に高い。

特に物理耐性のある雑魚やFOEとの戦いで大活躍してくれる。

フェンサーのリンクの引き立て役としてもいい感じ。

貫通攻撃や物理全体攻撃で事故死しやすいのが最大の弱点なので、守備アップのバフや敵の攻撃ダウンのデバフを活用して身を守ってあげたい。

強力なアタッカーではあるのだが、最終的な攻撃力ではフェンサーに敵わず、かといって攻撃以外ができる訳ではない…という点では、ちょっと微妙な立ち位置の職業と言える。

 

ネクロマンサー:★★★★☆

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「万能職」という肩書き通り、魔法攻撃・回復・状態異常・弱体など、何でもこなしてくれる。

ただ、いずれのスキルもコストとして死霊や大量のTPを要求するため、燃費は良くない。

攻撃もサポートもできる便利屋ではあるのだが、各々の効率は専門職には敵わないという事である。

何らかの理由で専門職を採用できない場合に、代わりに登用できる職業と言える。

 

ネクロマンサーのスキルで特筆すべきなのは、ゾンビパウダー無慈悲な盾

前者は今作でも貴重な即死スキルであり、正攻法では倒しづらい雑魚敵を無理やり撃破するのに重宝する。

リーパーの虚弱の瘴気(状態異常耐性低下スキル)と組み合わせれば割とよく即死が決まってくれるので、攻略の幅を広げる一助となってくれる。

また、後者の無慈悲な盾は、死霊に全ての攻撃を肩代わりさせるというもの。

HPがある限り無限回の攻撃を被ってくれるというのは何気に凄い。

前述のゾンビパウダーで高HPの死霊を作っておけば、危険な敵に出くわしても死霊ガードで乗り切ることができる。

これらのスキルは他の職では真似できないネクロマンサーの専売特許であるため、有効活用していきたい。

 

シャーマン:★★★★★

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主にボス戦で、味方強化と回復によりパーティの基盤を固めるのが仕事の職業。

敵からの全ダメージを20%カットする祈祷:鎮守はパーティの安定性向上に重要で、リーパーの繊弱の瘴気を併用すれば常にラインガードを使用しているに近い状態となる。

また、祈祷:焔等の属性付与スキルは敵の弱点を狙うのに効果的で、フェンサーのリンクスキルの着火に非常に効果的。

加えて、福音慈愛によるチマチマとした自動全体回復も侮れず、ハウンドの獣の癒しと組み合わせればヒーラーは不要となる。

本作では雑魚戦で力を発揮する職業は多いものの、ボス戦向きの職業は少な目であり、その希少性からシャーマンの評価は高いと言えよう。

シャーマンに近い職業は、過去作においてもバード・プリンセス・ダンサーなどが居たが、それらに比べてシャーマンは

  • 列ではなく全体にバフを掛けられる
  • バフにリジェネ効果が付いている
  • 属性付与スキルが序盤から使える

といった強みを持っており、今作でかなり強化された職業であることが伺える。

 

 

ハーバリスト:★★☆☆☆

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シリーズお馴染みのヒーラー枠だが、本作では探索中に料理でHPが回復できるため、どうも需要が薄い。

また、ハウンドの救護指示、ネクロマンサーの生の代償、シャーマンの天啓などのように、他の職業が回復スキルを習得している例が多く、お株を奪われがち。

加えて、整頓術の登場で回復薬を多く持ち運べるようになったため、回復スキル自体の必要性も下がっている。

一応、回復以外に状態異常スキルも使えるのだが、こちらも成功率が全体的に低めであまり信用できない。

結局、今一つ存在意義の薄い職業となってしまっている。

世界樹のヒーラーは序盤だけ重宝されるのがお約束だが、ハーバリストは序盤ですら微妙である。

一方で、蘇生スキルであるリザレクトハーブが使えるのは長所。

本作では、初見の敵の初見の攻撃でメンバーが殺されてしまう事態が結構起こりうるため、リカバリー用に蘇生スキルがあると安心できる。

 

印象に残った敵+ボス

ハンマーコング

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第2階層で最も手強い雑魚敵。

セスタスが腕を縛ってくれれば楽に勝てるが、失敗すればパーティが壊滅する、という運ゲーメーカーだった。

 

ゴースト

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殴った分のダメージを反射してくる敵。

冒険者は基本的に反射ダメージだけで即死するので、攻略に凄く苦労した。

対抗手段は、ユニオンスキルで先手を取って倒すか、火力職で一撃で殺すか、毒で自滅させるかの3パターン。

 

デモンズコフィン

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ザコらしからぬ硬さと、ランダム状態異常付与といういやらしさが特徴の強敵。

属性攻撃で集中攻撃すれば倒せなくもないが、その過程で毒や呪いをもらってパーティが半壊するパターンが多かった。

まともに戦うと危険なので、結局、虚弱の瘴気+ゾンビパウダーで即死ゲーに持ち込むの戦法に落ち着いた。

 

見据える捕食者

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貫通攻撃が非常に危険なFOE

前作では挑発状態の壁役を後衛に置くことで貫通攻撃を後列に誘導できたのだが、今作ではなぜか後衛を狙ってくれず、かなり苦戦してしまった。

結局、貫通攻撃が来そうな予感がしたターンにトライシールドを使う、という山掛け戦法で突破。

ヤマが外れて何度もリセットを余儀なくされた。

 

驀進の大麒麟

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力を溜めてから強力な全体攻撃を行う、というルーチンを繰り返す敵。

鷹で頭を縛ったところ力溜めができなくなり、何の行動もできなくなったまま倒されてくれた。

 

傲慢の通仙坊

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痺れゼミやバウンスオウムを召喚してカウンターを狙ってくる敵。

本体にはチェインサンダー、お供には雷魔法を浴びせ、カウンターを躱しつつ突破。

 

外道の剣屍

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盲目付与→低命中高威力攻撃のコンボが危険なFOE

幸い、盲目付与攻撃は単体対象なので、何とか治療は可能。

足の速いリーパーがテリアカで即座に盲目を治すことで、攻撃を避けきって撃破できた。

 

流離う幻炎

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HPが8割程度に減少した際に使用する「フレイムサイン」が危険。

フレイムサインを使用した次のターンには回避率が大幅に上昇し、ターン終了時にパーティを全滅させる威力の全体攻撃が飛んでくる。

回避上昇中にダメージを与えれば全体攻撃はキャンセルされるので、ビジョンスラストや舞い散る羽で盲目を付与して攻撃を不発にさせた。

 

首刈りの断罪者

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炎が弱点だが、炎攻撃を浴びせると全体即死攻撃を放ってくるという難敵。

仕方なく、チェインショックでHPを削り、最後のトドメにのみ炎攻撃を使用した。

どういうわけか呪い状態にすると機能停止する。

 

ヒポグリフ

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必殺技であるスカイダイブをまともに受けるとパーティが壊滅するため、これをいかに躱すかがカギとなる。

ダイブするターンにトライシールドを使えば前衛3人だけは守れるため、とりあえず柔らかい人を前に出して守り、後列に硬い人を配置して耐える戦法を取った。

スカイダイブは全部で3回発動されるため、最初の2回はトライシールドで、最後の1回はイージスの盾で防御。

これらのガードスキルで身を守っている間に、ひたすらチェインサンダーを浴びせて突破した。

 

アンデッドキング

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お供の死霊を即座に倒さないと危険なボス。

デッドボウマンはエクスプロード+炎爆弾でワンターンキル、デッドソードマンはそれに加えてトリプルマジックを撃ってワンターンキルし、何とか敵のスキル発動を防いだ。

死霊さえ倒せば本体はただの置物と化すので、その隙にチェインファイアで総攻撃して撃破。

レベル32で14ターンかかってクリアした。